黄昏飄然

悠然たる無職を散文的に

雨の

雨の音で目が覚めた
昨日、窓を開けっ放しにしてたんだっけ
さーとも、ざーとも、聞こえる雨の音が心地よい
そうだ、わたしはこういう風に、雨の音を聞き入りたいのだ。
雲が低く、音がくぐもって聞こえることに耳を済ましたいのだ
それでぐずぐずと布団の中で考え事をして昨日真夜中に、ぽちのこと思い出して泣いたなぁ、夢を見たなぁ、などと物思いに耽りたい。
それで死んで行くのも悪くなかろう。

退職

先月の全体会議で離職率を5%以下にしたい、そのために休日を増やし、給与も大手同業と同じくらいまで引き上げる予定でいる、と言われた。

おお、がんばるね。でも、そりゃ無理だよ、と多くの社員がうすうす感じたはずだ。

そして蓋を開ければ、給与は増えたものの休日などは増えず、再三人が足りてないと嘆く現場にもまぁ頑張ってくださいすみませんね、くらいの反応しか無い。

わたしを含めて、夏までに十人程は去るだろう。

いいのだ。会社はそうやって、学べばよい。何を大事にすべきか、学べばよい。現場を疎かにすれば、全てがぐらつくのだ。


学べ。