黄昏飄然

悠然たる無職を散文的に

雨の

雨の音で目が覚めた
昨日、窓を開けっ放しにしてたんだっけ
さーとも、ざーとも、聞こえる雨の音が心地よい
そうだ、わたしはこういう風に、雨の音を聞き入りたいのだ。
雲が低く、音がくぐもって聞こえることに耳を済ましたいのだ
それでぐずぐずと布団の中で考え事をして昨日真夜中に、ぽちのこと思い出して泣いたなぁ、夢を見たなぁ、などと物思いに耽りたい。
それで死んで行くのも悪くなかろう。