バスの風にまかれて道路脇の桜が踊る風の螺旋を一瞬描いてまた別の脇に落ちるこうやって、春が繰り返されるのだ汚い服をきた、ぼけ老人が後ろ手を組み桜並木を歩くこの人の桜の季節はどんなものだっただろう萎縮して行く脳が桜を欲しているのだろうか祖母の…
気持ちが揺るぐことのないようにいつも鞄に植村直己の文庫本をしのばせている見る先は頂なのだ。
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